こんにちは。
患者さんから時々、
「先生は何を基準に治療が良くなっていると判断しているんですか?」
と聞かれることがあります。
痛みがなくなった。
症状が軽くなった。
もちろん、それも大切な変化です。
でも実は、それだけではありません。
私は、身体が次のステップへ進める状態になったかを一つの目安にしています。
身体には順番がある
鍼灸治療や栄養サポートを続けていると、身体は少しずつ変化していきます。
しかし、すべてが一度に良くなるわけではありません。
例えば、土台となる胃腸の働きが整っていない状態で栄養を補っても、十分に吸収・利用できないことがあります。
そのため当院では、
「今、身体はどの段階にいるのか」
を考えながら治療を進めています。
腸内環境が整ってくると足首のむくみが変わる
私がよく確認しているポイントの一つが、足首のむくみです。
腸内環境や消化吸収の状態が改善してくると、水分代謝も少しずつ変化してきます。
以前より足首がすっきりしてきた。
靴下の跡がつきにくくなった。
そんな変化がみられると、
「身体が次の段階へ進めそうだな」
と感じます。
もちろん、むくみの原因は一つではありません。
だからこそ、お腹の状態や生活習慣も合わせて確認しながら判断しています。
ミネラルが満たされると肌が変わる
もう一つ注目しているのが、肌質です。
肌には身体の内側の状態がよく表れます。
乾燥しやすかった方の肌につやが出てきたり、
くすみが改善してきたり、
肌触りが柔らかくなったり。
こうした変化は、ミネラルバランスや栄養状態が改善してきたサインの一つと考えています。
患者さんご自身が気付く前に、
「最近、お肌の調子が良くなってきましたね。」
とお話しすることもあります。
糖質をうまく使えるようになると疲れ方が変わる
糖質というと、「控えた方が良いもの」というイメージを持たれることがあります。
もちろん摂り過ぎは良くありません。
しかし、身体にとって糖質は大切なエネルギー源です。
身体が糖質をしっかり利用できるようになると、
以前より疲れにくくなる。
食後に眠くならなくなる。
夕方まで集中力が続く。
そんな変化が現れることがあります。
私はこうした日常の変化も、治療が順調に進んでいるかどうかの大切な指標にしています。
数字だけでは分からない変化もある
血液検査の数値はもちろん大切です。
しかし、臨床では数値だけでは分からない変化もたくさんあります。
足首のむくみ。
肌質。
疲れ方。
眠気。
お腹の柔らかさ。
こうした小さな変化を積み重ねながら、身体は少しずつ本来の状態へ近づいていきます。
だからこそ私は、
「この症状が治ったから終わり」
ではなく、
「身体が次のステップへ進める状態になったか」
という視点を大切にしています。
最近感じること
身体は正直です。
少しずつ整ってくると、見た目や体調、毎日の過ごしやすさに変化が現れます。
その小さな変化を患者さんと一緒に確認しながら治療を進めていくことが、結果として大きな改善につながることも少なくありません。
治療はゴールまで一直線ではありません。
一歩ずつ階段を上がるように身体は変わっていきます。
その一段一段を大切にしながら、これからも患者さんと一緒に身体の変化を見守っていきたいと思います。
