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本当の解毒とは“処理して出せる体”を作ること
「デトックスが大事」
最近はこの言葉をよく聞くようになりました。
しかし実際の臨床では、“デトックス”という言葉が誤解されているケースが非常に多いと感じています。
特に多いのが、
- 食べない
- ファスティング
- 糖質制限
- 極端な食事制限
などの「入れないこと=解毒」という考え方です。
もちろん、一時的に胃腸を休ませることが有効な場合もあります。
ですが、慢性的な不調や婦人科系のトラブル、自律神経の乱れがある方の場合、
“解毒できる体力そのものが低下している”
ケースが非常に多くあります。
解毒とは「体に入ったものを処理して排泄する力」
本来の解毒とは、
- 肝臓で分解する
- 腸で再吸収させない
- 便や尿で排泄する
この流れが正常に働くことです。
つまり重要なのは、
「入れないこと」ではなく
「処理して出せること」
です。
現代人は“解毒力”が低下しやすい
現代は、
- 食品添加物
- 農薬
- プラスチック製品
- 化粧品
- 環境ホルモン
など、体に負担をかけるものが常に入ってきます。
完全に避けることは難しい時代です。
だからこそ必要なのは、
“入っても処理できる体”
を作ることです。
間違ったデトックスで起こること
食事制限や糖質制限を続けると、
- ATP(エネルギー)不足
- 低血糖
- ビタミンB群不足
- たんぱく質不足
が起こりやすくなります。
すると肝臓は十分に働けなくなり、
- ホルモン代謝低下
- 解毒低下
- 腸内環境悪化
- 疲労感
- 自律神経の乱れ
につながります。
つまり、
「解毒しようとして、逆に解毒できない体になる」
ということが起こります。
東洋医学でみる“解毒力”
東洋医学では、
- 脾=栄養を作る
- 肝=巡らせて処理する
- 腎=排泄や生命力
と考えます。
つまり脾虚(胃腸虚弱)があると、そもそも解毒に必要なエネルギーを作れません。
また肝の働きが低下すると、
- ホルモン代謝
- 血流
- 自律神経
にも影響が出てきます。
本当に必要なのは「引き算」ではなく「土台作り」
当院では、
- 糖質でATPを作る
- 胃腸機能を整える
- 肝臓で代謝できる状態を作る
- 腸内環境を整える
ことを重視しています。
解毒とは、
“我慢すること”ではなく
“処理して出せる体を作ること”
なのです。
