気虚タイプの見分け方|脾・肺・腎で考える臨床判断

「気虚といわれても、どのタイプか分からない」
「改善している感じがしない」

こうした場合、重要になるのが
気虚のタイプ分けです。

東洋医学では、気虚は大きく

・脾(胃腸)
・肺(呼吸・防御)
・腎(回復・ホルモン)

の3つに分けて考えます。

今回は臨床での見分け方を解説します。


目次

脾気虚(最も多いタイプ)

■ 特徴

・食後に眠くなる
・お腹が張る
・疲れやすい
・軟便や下痢


■ 状態

気を作る力が弱い


■ ポイント

・胃腸機能の改善が最優先
・食事と消化吸収がカギ


肺気虚(防御力低下)

■ 特徴

・風邪をひきやすい
・息切れしやすい
・声が弱い
・汗をかきやすい


■ 状態

気を全身に巡らせる力が弱い


■ ポイント

・呼吸と自律神経の調整
・姿勢や胸郭の改善


腎気虚(慢性・深部)

■ 特徴

・疲れが抜けない
・朝起きられない
・冷え(特に下半身)
・腰のだるさ


■ 状態

回復力そのものが低下している


■ ポイント

・ストレスケア
・睡眠の質改善
・長期的な調整が必要


臨床での見分け方

シンプルに見ると、


■ ① 食後

眠くなる → 脾気虚


■ ② 風邪

ひきやすい → 肺気虚


■ ③ 回復

寝ても回復しない → 腎気虚


実際は複合型が多い

多くの場合は

脾気虚+腎気虚(+肺気虚)

の組み合わせです。


つまり

・作れない
・回復できない
・巡らない

この3つが重なっています。


改善の優先順位

改善は以下の順番で行います。


① 脾(胃腸)
② 腎(回復力)
③ 肺(循環・防御)


この順番を守ることで、
効率よく改善していきます。


当院での考え方

当院では

・胃腸機能
・自律神経
・副腎(回復力)

を中心に調整し、
体の土台から整えていきます。


まとめ

気虚は一つではなく、タイプによって対処が変わります。

・脾 → 作る
・肺 → 巡らせる
・腎 → 回復する

この3つを理解することが、改善の近道です。


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