「最初はただの疲れだと思っていた」
「気づいたら不調が増えてきた」
このようなケースは少なくありません。
東洋医学では、体の不調は単独で起こるのではなく、
段階的に進行していくと考えます。
その中でも多いのが
気虚 → 血虚 → 陰虚
という流れです。
今回は、気虚が進行した場合に起こる変化について解説します。
気虚の段階
まず初期の状態が気虚です。
■ 主な状態
・疲れやすい
・食後に眠くなる
・やる気が出ない
・回復しない
この段階では、
エネルギーを作る力が低下している状態です。
血虚への移行
気虚が続くと、次に起こるのが血虚です。
■ なぜ血虚になるのか?
血は、気の働きによって作られます。
そのため
・エネルギー不足
・消化吸収の低下
が続くと、血が作れなくなります。
■ 血虚の症状
・めまい、立ちくらみ
・目の疲れ
・不眠
・髪や爪のトラブル
・月経量の減少
陰虚への移行
さらに進行すると、陰虚へと移行します。
■ なぜ陰虚になるのか?
血は体を潤す役割も持っています。
そのため、血虚が続くと
・体液不足
・潤い不足
が起こり、陰虚へと進みます。
■ 陰虚の症状
・ほてり、のぼせ
・寝汗
・口の渇き
・便秘
・イライラ
この流れの本質
この進行の本質は
「作れない状態が続いた結果」
です。
・気が作れない
↓
・血が作れない
↓
・潤いが保てない
つまり、最初の段階である
気虚を改善することが最も重要です。
よくある誤った対処
臨床でよくあるのが、
■ 陰虚だから潤す
→ 消化できず、改善しない
■ 血虚だから栄養を増やす
→ 胃腸が弱く、吸収できない
正しい改善の順番
不調を改善するには、順番が重要です。
① 気(エネルギー)
② 腸・炎症
③ 血(栄養)
④ 陰(潤い)
この順番を守ることで、
無理なく体を整えることができます。
当院での考え方
当院では、
・気を作る力(胃腸)
・回復力(自律神経・副腎)
・血流と栄養状態
を段階的に整えていきます。
まとめ
気虚は単なる疲労ではなく、
体質のスタート地点です。
放置すると
血虚 → 陰虚
へと進行するため、
早めの対応が重要です。
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