鍼灸院の問診というと、
「どこが痛いですか?」
「いつからですか?」
という質問をイメージする方が多いかもしれません。
もちろん、症状の場所や経過を確認することはとても大切です。
ただ、はり灸院あずでは、それだけではありません。
睡眠。
食事。
便通。
月経。
疲れ方。
ストレス。
仕事や生活リズム。
過去の病気や治療歴。
なども確認することがあります。
一見すると、今の症状とは関係がないように思えるかもしれません。
しかし当院では、
今出ている症状だけを見るのではなく、その症状が出るまでに身体で何が起きていたのか
を考えるために、こうした情報を大切にしています。
症状だけでは、身体の全体像が分からないことがあります
例えば、
「肩がこる」
という症状が同じでも、
長時間のデスクワークが中心の方。
睡眠不足が続いている方。
食事量が少ない方。
月経前に悪化する方。
強いストレスが続いている方。
では、身体の背景がまったく違います。
そのため、
症状名が同じでも、身体の状態は同じとは限りません。
問診は、その違いを知るための大切な時間です。
睡眠は「回復できているか」を見る重要な情報です
睡眠については、
何時間寝ているかだけではなく、
- 寝付きはどうか
- 夜中に目が覚めるか
- 明け方に目が覚めるか
- 夢をよく見るか
- 寝汗があるか
- 朝起きたときに疲れが残っているか
なども確認します。
なぜなら、
眠れているかどうかは、身体が回復できているかを見る大きな手がかり
になるからです。
同じ6時間睡眠でも、
ぐっすり眠れている人と、
何度も目が覚めている人では、
身体への影響は違います。
食事は「何を食べているか」だけでは見ません
食事についても、
「何を食べていますか?」
だけではありません。
- 朝食を食べているか
- 食事量は足りているか
- 食欲はあるか
- 食後に眠くなるか
- 胃もたれや膨満感がないか
- 甘いものを強く欲するか
- 食事の時間が不規則になっていないか
などを見ることがあります。
当院では、
食べたものだけでなく、食べたものを身体がきちんと使えているか
も大切だと考えています。
栄養を摂っていても、胃腸の状態が悪ければ十分に活用できないこともあります。
そのため、食事と胃腸の状態は一緒に見ます。
便通は胃腸だけの情報ではありません
便秘。
下痢。
便がゆるい。
お腹が張る。
毎日出るけれどスッキリしない。
こうした便通の変化も、身体の状態を考える材料になります。
便通は、
食事。
水分。
胃腸の働き。
ストレス。
生活リズム。
活動量。
などの影響を受けます。
そのため、
便通を見ることは、身体の一部ではなく生活全体を見ることにもつながります。
月経は女性の身体の変化を知る大切な指標です
女性の場合、月経についても確認することがあります。
例えば、
- 周期
- 経血量
- 痛み
- 血の塊
- 月経前の症状
- 月経後の疲労
- 排卵期の体調変化
などです。
月経は、
ホルモンだけでなく、
睡眠。
ストレス。
栄養。
体重変化。
疲労。
などの影響も受けます。
そのため、
月経は身体の状態を知る一つの大切なサイン
として見ています。
妊活ではもちろんですが、肩こりや頭痛、自律神経の不調で来院された方でも、月経周期との関係を見ることがあります。
ストレスは「気持ちの問題」としてだけ見ません
ストレスについて聞くと、
「精神的な話をされるのかな」
と感じる方もいるかもしれません。
しかし当院では、
ストレスを単なる気持ちの問題として見ているわけではありません。
ストレスが続くと、
眠りが浅くなる。
呼吸が浅くなる。
筋肉が緊張する。
食欲が変わる。
胃腸の働きが乱れる。
疲れが抜けにくくなる。
といった身体の変化が起こることがあります。
そのため、
ストレスは身体の状態を理解するための一つの重要な背景
として確認します。
仕事や生活リズムも身体に影響します
同じ症状でも、
座り仕事なのか。
立ち仕事なのか。
夜勤があるのか。
育児中なのか。
通勤時間が長いのか。
休みが取れているのか。
によって、身体への負担は変わります。
そのため、
「どこが痛いか」だけではなく、
普段どのように身体を使っているか
も見ます。
症状は、日常生活の中で作られていることが少なくないからです。
既往歴や服薬も大切です
過去の病気。
手術。
ケガ。
服用している薬。
サプリメント。
不妊治療。
ホルモン治療。
こうした情報も大切です。
今の症状に直接関係していないように見えても、
身体の反応や施術内容を考えるうえで重要になることがあります。
特に、
急に出てきた症状。
強い痛み。
動悸。
めまい。
長く続く不調。
などでは、医療機関での評価が必要かどうかを考えるためにも、既往歴は重要です。
問診は「原因探し」ではなく「背景を理解する」ために行います
問診というと、
「原因を当てるために質問されている」
ように感じるかもしれません。
しかし当院では、
最初から一つの原因に決めつけるために問診をしているわけではありません。
睡眠。
食事。
便通。
月経。
ストレス。
生活。
既往歴。
こうした情報を組み合わせながら、
今の身体がどういう状態にあるのかを考える
ために行っています。
初回だけで全部分かるとは考えていません
初回の問診で、すべてを把握できるわけではありません。
話しているうちに気付くこともあります。
施術後の反応から見えてくることもあります。
数回通う中で、
「あの症状とこれがつながっていたのかもしれない」
と分かることもあります。
そのため当院では、
初回問診をゴールではなく、身体を理解していくスタート
と考えています。
問診と施術は別のものではありません
問診で得た情報は、そのまま施術につながります。
例えば、
眠れていない。
食欲が落ちている。
月経前に悪化する。
便秘が続いている。
強いストレスがある。
という情報があれば、
刺激量。
施術する場所。
その日の施術の目的。
生活上のアドバイス。
なども変わります。
つまり、
問診と施術は別々ではなく、一つの流れ
です。
症状の奥にある「その人の身体」を見るために
はり灸院あずでは、
症状だけを聞いて、すぐに施術に入ることはしません。
睡眠。
食事。
便通。
月経。
疲労。
ストレス。
生活リズム。
既往歴。
こうした情報を見ながら、
「なぜ今この症状が出ているのか」
を考えます。
その人の生活と身体は切り離すことができません。
だからこそ、
症状だけではなく、その背景まで見る。
それが、当院が問診を大切にしている理由です。
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