こんにちは。
「最近、お肌の調子が良くなりましたね。」
治療中、患者さんにこんなお話をすることがあります。
すると、
「実は化粧ノリが良くなったんです。」
「乾燥しにくくなりました。」
「家族にも肌がきれいになったと言われました。」
そんなお返事をいただくことがあります。
実は私は、肌の状態も治療経過をみる大切な指標の一つにしています。
肌は身体の内側を映しています
肌というと、美容のイメージが強いかもしれません。
もちろんスキンケアも大切です。
しかし、どんなに外側からケアをしても、身体の内側の状態は肌に現れます。
栄養が不足している。
胃腸の働きが落ちている。
睡眠不足が続いている。
ストレスが強い。
こうした状態では、肌は本来の力を発揮しにくくなります。
逆に、身体の調子が整ってくると、肌も少しずつ変化していきます。
ミネラルは肌づくりに欠かせない存在
私が特に注目しているのが、ミネラルの状態です。
ミネラルは身体の中では少量しか必要ありませんが、その働きはとても重要です。
細胞でエネルギーを作ること。
酵素を働かせること。
皮膚の生まれ変わりを助けること。
これらすべてにミネラルが関わっています。
そのため、ミネラルが不足していると、
・肌が乾燥しやすい
・くすみが気になる
・傷が治りにくい
・肌荒れを繰り返す
といった変化が現れることがあります。
もちろん、これらの原因がすべてミネラル不足というわけではありません。
ただ、身体全体の状態を考えるうえでは、とても大切な視点です。
胃腸が整うと肌も変わってくる
どれだけ良い栄養を摂っていても、胃腸で消化・吸収できなければ身体は十分に利用できません。
だから当院では、栄養を「足すこと」だけではなく、
「使える身体になっているか」
を大切にしています。
鍼灸や食事の見直しを続けていると、
胃もたれが減った。
お腹の張りが少なくなった。
便通が安定してきた。
そんな変化と一緒に、肌の質感が変わってくる方も少なくありません。
身体は正直です。
内側が整ってくると、その変化は肌にも現れてきます。
肌だけを見ているわけではありません
もちろん、肌がきれいになったから「治りました」というわけではありません。
肌はあくまでも身体からのサインの一つです。
私は、
足首のむくみ。
お腹の柔らかさ。
疲れやすさ。
食後の眠気。
そして肌の質。
こうした小さな変化を積み重ねながら、
「身体が次のステップへ進める状態になってきた」
と判断しています。
最近感じること
患者さんは、「痛みがなくなった」「症状が軽くなった」という変化には気付きやすいものです。
でも実際には、その前から身体は少しずつ変わり始めています。
肌につやが出る。
表情が明るくなる。
顔色が良くなる。
こうした変化は、身体の内側が整い始めたサインなのかもしれません。
治療とは、症状だけを追いかけるものではありません。
身体全体が元気になっていく過程を、一緒に確認しながら進めていくものだと私は考えています。
次回は、「食後の眠気がなくなってきたら、身体はエネルギーを上手に使えるようになってきたサインかもしれません。」というテーマで、治療のものさしについてお話ししたいと思います。
