「しっかり食べているのに貧血気味と言われる」
「栄養を意識しているのに体調が良くならない」
こうしたケースは少なくありません。
東洋医学では、血虚(けっきょ)の原因を
単なる栄養不足とは考えません。
重要なのは
**「血が作れているかどうか」**です。
今回は、血が不足する本当の原因と、胃腸との関係について解説します。
血はどこで作られるのか?
東洋医学では、
血は胃腸(脾)で作られる
と考えます。
食事
↓
消化
↓
吸収
↓
血として利用される
この流れが正常に働いて初めて、
体に必要な血が作られます。
血虚になる3つの原因
臨床で多い原因は、主に以下の3つです。
■ ① 食事量・栄養の不足
・食事量が少ない
・エネルギー不足(特に糖質)
材料が不足すれば、血は作られません。
■ ② 消化機能の低下
ここが非常に重要です。
・胃酸の低下
・消化酵素の不足
・胃腸の働きの低下
この状態では、食べても分解できません。
■ ③ 吸収力の低下
・腸内環境の乱れ
・腸粘膜の炎症
・リーキーガット傾向
この場合、分解できても取り込めません。
さらに重要なポイント
ここが臨床で最も重要です。
■ エネルギー不足(気虚)の影響
消化・吸収にはエネルギーが必要です。
気虚
↓
消化機能低下
↓
吸収低下
↓
血が作れない
つまり、
血虚の背景には気虚があることが多いのです。
よくある間違い
血虚の方に対して、
・鉄分を増やす
・タンパク質を増やす
といった対策だけを行うケースがあります。
■ しかし実際は
・消化できない
・吸収できない
ため、改善しないことが多くあります。
正しい改善の考え方
血虚を改善するためには、
「材料を入れる」前に
「処理できる体にする」ことが必要です。
■ 改善のステップ
① エネルギー(気)を確保
② 消化機能の改善
③ 吸収力の回復
④ 血の生成
この順番が非常に重要です。
当院でのアプローチ
当院では、
・胃腸機能の調整
・自律神経の調整
・腸内環境の改善
・血流改善
を組み合わせて施術を行います。
血虚は単なる栄養不足ではなく、
体の機能低下の結果として起こる状態です。
まとめ
血虚は
・食事
・消化
・吸収
このすべてのバランスによって決まります。
そしてその土台にあるのが
**気(エネルギー)**です。
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