「自律神経が乱れていますね」
病院や整体で、こう言われたことがある方はとても多いと思います。
でも実際は
「どうやって整えればいいのか分からない」
「色々試しているけど良くならない」
そんなお悩みを抱えている方がほとんどです。
実はここに、大きな落とし穴があります。
それは
“自律神経を整えようとしていること”そのものです。
自律神経は「結果」であって原因ではありません
自律神経には
・体を活動モードにする「交感神経」
・体を回復モードにする「副交感神経」
の2つがあります。
本来はこの2つがバランスよく切り替わることで
体は自然に整っていきます。
しかし、現代の多くの方は
ずっと交感神経が優位な状態、つまり
「ずっと緊張している状態」
になっています。
ここで大切なのは
自律神経の乱れは「原因」ではなく
体からのサイン(結果)であるということです。
なぜ自律神経は乱れるのか?
当院では、主に3つの原因が重なっていると考えています。
① ストレス(気づいていない疲労も含みます)
仕事や人間関係、スマホや情報の多さなど
現代は常に頭と体が働き続けています。
「自分はストレスを感じていない」と思っていても
体はしっかり反応しています。
この状態が続くと
体はずっと緊張モードから抜けられなくなります。
② 栄養不足(しっかり食べているつもりでも起きています)
意外かもしれませんが、食事も大きく関係しています。
例えば
・エネルギー不足(特に糖質不足)
・ビタミン不足
・ミネラル不足
これらがあると、体はうまく回復できません。
するとどうなるかというと
交感神経を使って無理やり体を動かそうとします。
頑張り屋さんほど、この状態に陥りやすいのが特徴です。
③ 腸内環境の乱れ
腸と自律神経はとても深く関係しています。
腸の状態が悪くなると
・神経の働きが乱れる
・ホルモンバランスが崩れる
・炎症が起きやすくなる
といったことが起こります。
特に、腸の粘膜が荒れている方や
お腹の調子が安定しない方は要注意です。
交感神経が悪いわけではありません
ここもよく誤解されるポイントです。
交感神経は本来
「活動するために必要なもの」です。
問題なのは
ずっとONになり続けていること
です。
本来は
・日中は活動(交感神経)
・夜は回復(副交感神経)
と切り替わることで、体は回復していきます。
この切り替えができなくなると
慢性的な不調につながっていきます。
整えるために本当に必要なこと
自律神経を整えるためには
・ストレスを抜くこと
・栄養を満たすこと
・腸内環境を整えること
この「土台」がとても重要です。
呼吸法やストレッチも大切ですが
土台が崩れていると、なかなか変化は出ません。
当院の考え方
当院では、自律神経の乱れを
・ホルモン(副腎)
・腸内環境
・栄養状態
この3つの視点からみています。
東洋医学的には
「エネルギー不足(腎)」や「潤い不足(陰虚)」の状態です。
そのため、単にリラックスさせるだけではなく
体の内側から整える治療を大切にしています。
最後に
自律神経の乱れは
誰にでも起こりうるものです。
ただし、長く続いている場合は
「整え方」ではなく
「なぜ乱れているのか」
ここに目を向けることが大切です。
なんとなく続く不調も
原因が分かると、改善の道筋が見えてきます。
「自分の状態を知りたい」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
