「生理前になるとイライラする」
「PMSがつらい」
「生理前にむくみや熱感が強くなる」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
東洋医学では、PMSや生理痛の背景に、
- 気の巡り
- 血流
- 水分代謝
- 自律神経
などの乱れが関係していると考えます。
その中でも現代人に非常に多いのが、
「湿熱(しつねつ)」
を伴ったタイプです。
今回は、PMSや生理痛と湿熱体質の関係について解説していきます。
湿熱体質とは?
東洋医学では、
- 湿=停滞
- 熱=炎症・興奮
と考えます。
つまり湿熱とは、
「流れが悪い場所で熱がこもっている状態」
です。
単純な“熱が強い体質”ではなく、
- むくみ
- 冷え
- 循環不全
を伴っていることも少なくありません。
PMSと湿熱体質
PMSでは、
- イライラ
- 気分の不安定
- 胸の張り
- 頭痛
- むくみ
- 下腹部痛
など、さまざまな症状がみられます。
湿熱タイプでは特に、
- のぼせ
- 顔の熱感
- ニキビ
- 便秘や軟便
- イライラ
- 生理前のむくみ
などを伴いやすくなります。
「冷え」と「熱」が同時に存在することも
PMSの患者さんでは、
- 足元は冷える
- 下腹部が冷たい
一方で、
- 顔は熱い
- のぼせる
- イライラする
という状態がよくみられます。
東洋医学では「上熱下寒」と呼ばれることもあります。
つまり、
「下半身の循環低下によって熱が上に停滞している」
状態です。
骨盤内循環との関係
PMSや生理痛では、
「骨盤内の血流」
が非常に重要になります。
長時間の座位やストレス、自律神経の乱れなどによって、
- 骨盤周囲
- 下腹部
- 下半身
の循環が低下すると、
- 生理痛
- 下腹部の重だるさ
- PMS
にもつながりやすくなります。
胃腸と湿熱の関係
湿熱タイプでは、
- 胃もたれ
- 食後眠くなる
- 軟便
- お腹が張る
など、胃腸症状を伴うことがあります。
東洋医学では、胃腸は水分代謝に深く関係すると考えます。
胃腸機能が低下すると、
- 水分停滞
- 栄養不足
- 血流低下
にもつながりやすくなります。
妊活とPMS
妊活中の患者さんでは、
- PMSが強い
- 生理前に不調が悪化する
- 生理周期が乱れやすい
ケースも少なくありません。
東洋医学では、
- 血流
- 自律神経
- 胃腸
- ホルモンバランス
などが妊活に重要と考えます。
湿熱による循環低下や炎症は、骨盤内環境にも影響しやすくなります。
「冷やすだけ」で改善しない理由
湿熱というと、
「熱を冷ませばよい」
と思われることがあります。
しかし実際には、
- 下半身の冷え
- 低代謝
- 血流低下
が同時に存在しているケースも多くあります。
そのため、
- 冷やしすぎ
- 極端な食事制限
- 無理なデトックス
によって、
- 胃腸機能低下
- 自律神経の乱れ
- 血流悪化
が起こることもあります。
大切なのは、
「炎症を抑えながら巡りを作る」
という視点です。
はり灸院あずの考え方
当院では、PMSや生理痛を単なる“女性ホルモンの問題”だけとは考えておりません。
- 胃腸
- 自律神経
- 血流
- 骨盤循環
- 水滞
- 湿熱
などを総合的にみながら施術を行っています。
また、
- 冷え
- のぼせ
- むくみ
- 慢性疲労
などが複雑に重なっているケースも多いため、お身体全体のバランスを重視しています。
まとめ
PMSや生理痛の背景には、
- 血流低下
- 自律神経の乱れ
- 水滞
- 湿熱
などが関係していることがあります。
特に現代人では、
「冷え」と「炎症」
が同時に存在しているケースも少なくありません。
だからこそ、
- 身体を過度に冷やしすぎない
- 胃腸を整える
- 骨盤内循環を改善する
- 自律神経を整える
という視点が大切になります。
次回は、
「むくみやすい人に共通する特徴とは?」
について解説していきます。
