「しっかり寝ても疲れが取れない」
「朝から身体が重い」
「常にだるさがある」
このような“慢性的な疲労感”を抱えている方は少なくありません。
現代では、
- ストレス
- 睡眠不足
- 自律神経の乱れ
などが疲労の原因としてよく挙げられます。
もちろんそれらも大切な要素ですが、東洋医学では、
「水滞(すいたい)」
が関係している場合があると考えます。
水滞とは、身体の中の水分や循環が停滞している状態です。
今回は、
- なぜ水滞で疲れやすくなるのか
- 現代人に多い水滞型疲労とは何か
について解説していきます。
水滞タイプの疲労は「重だるい」
水滞体質の疲労感は、
- ぐったりする
- 身体が重い
- 頭がぼーっとする
- やる気が出ない
など、“重だるさ”を伴うことが多いのが特徴です。
特に、
- 雨の日
- 湿度が高い日
- 生理前
に悪化する方も少なくありません。
「疲れている」のに眠れないことも
水滞タイプでは、
- 身体は疲れている
- 頭は休まらない
という状態になることがあります。
背景には、
- 自律神経の緊張
- 呼吸の浅さ
- 血流低下
などが関係している場合があります。
つまり、
「回復する力」が低下している
状態です。
呼吸が浅い人は疲れやすい
意外に思われるかもしれませんが、
呼吸は疲労と深く関係しています。
ストレスや緊張が強い方では、
- 肩で呼吸する
- 横隔膜が硬い
- 呼吸が浅い
ケースが少なくありません。
すると、
- 酸素供給
- 血流
- 自律神経
にも影響しやすくなります。
東洋医学でも、「気の巡り」と呼吸は深く関係していると考えます。
胃腸疲労と慢性疲労
慢性疲労の方では、
- 胃もたれ
- 食後眠い
- お腹が張る
- 軟便
など、胃腸症状を伴うことがあります。
東洋医学では、胃腸は
「エネルギーを作る場所」
と考えます。
そのため胃腸が弱ると、
- 血流
- 代謝
- 水分代謝
にも影響が出やすくなります。
「水を動かす力」が低下している
水滞体質では、
- むくみ
- 重だるさ
- 冷え
などを伴うことがあります。
これは、
「巡らせる力」が低下している
状態です。
現代医学的にみても、
- 血流低下
- リンパ循環低下
- 自律神経の乱れ
- 低代謝
などが重なると、疲労感は強くなりやすくなります。
糖質不足と疲労
現代人では、
- 食事制限
- 糖質制限
- ダイエット
によって、エネルギー不足になっているケースも少なくありません。
糖質は身体にとって重要なエネルギー源です。
不足すると、
- 低血糖
- 自律神経緊張
- 低代謝
が起こりやすくなります。
すると、
- 胃腸
- 血流
- ホルモン
にも影響が出やすくなります。
「冷え」と「炎症」が同時にあることも
疲労感の強い方では、
- 冷え
- むくみ
- 低体温
だけではなく、
- のぼせ
- イライラ
- 炎症
- PMS
などを伴うケースもあります。
これは東洋医学でいう「湿熱」に近い状態です。
つまり、
「停滞した熱」
が身体に残っている状態です。
妊活と慢性疲労
妊活中の患者さんでは、
- 慢性疲労
- 朝起きづらい
- 胃腸虚弱
- むくみ
- PMS
を伴うケースが少なくありません。
東洋医学では、妊娠には
- 血流
- 胃腸
- 自律神経
- 腎
などのバランスが重要と考えます。
慢性的な疲労は、
- ホルモン
- 骨盤内循環
- 自律神経
にも影響しやすくなります。
はり灸院あずの考え方
当院では、慢性疲労を単なる“疲れ”とは考えておりません。
- 水滞
- 胃腸
- 自律神経
- 血流
- 呼吸
- 代謝
などを総合的にみながら施術を行っています。
また、
- 冷え
- 湿熱
- 妊活
- 胃腸虚弱
などが複雑に重なっているケースも多いため、お身体全体のバランスを重視しています。
まとめ
慢性疲労の背景には、
- 水滞
- 自律神経の乱れ
- 胃腸虚弱
- 呼吸の浅さ
- 低代謝
などが関係していることがあります。
つまり、
「身体が巡れていない」
状態です。
だからこそ、
- 呼吸を深くする
- 胃腸を整える
- 身体を冷やしすぎない
- 血流を改善する
という視点が大切になります。
次回は、
「冷えとのぼせが同時に起こる理由|東洋医学でいう“上熱下寒”とは?」
について解説していきます。
