中性脂肪が高いことは健康診断でもよく指摘されますが、
実は 中性脂肪が低すぎることにも問題があります。
臨床で見ていると、中性脂肪が低い人にはある共通の症状が見られることが多いです。
疲れやすい
中性脂肪は エネルギーの貯蔵形態です。
食事から摂った糖質や脂質は一度中性脂肪として蓄えられ、必要なときにエネルギーとして使われます。
しかし中性脂肪が低い人は
エネルギーの貯蔵量が少ない状態です。
そのため
・疲れやすい
・朝が弱い
・体力が続かない
このような症状が起こりやすくなります。
東洋医学でいうと、これは
気虚や腎虚に近い状態とも考えられます。
冷えやすい
中性脂肪が低い人は
基礎代謝が低いことが多いです。
なぜならエネルギーが不足すると体は
「エネルギーを節約するモード」
に入るからです。
その結果
・手足の冷え
・低体温
・代謝低下
などが起こりやすくなります。
特に女性では
甲状腺ホルモンの低下が隠れているケースもあります。
ホルモンバランスの乱れ
中性脂肪が低い女性では
・生理不順
・高温期が短い
・無排卵
・PMS
などが起こることがあります。
ホルモンは脂質を材料に作られます。
そのためエネルギー不足が続くと
体は生殖機能を後回しにする
という反応を起こします。
これは身体を守るための正常な反応ですが、妊活などを考える場合には改善が必要です。
不安感やストレス耐性の低下
意外かもしれませんが、中性脂肪が低い人は
ストレスに弱い傾向
も見られます。
理由の一つは
副腎ホルモンです。
副腎はストレスに対応するために
・コルチゾール
・アドレナリン
などのホルモンを分泌します。
しかしエネルギーが不足していると、副腎の働きも低下します。
その結果
・不安感
・緊張
・眠りが浅い
といった症状が起こりやすくなります。
中性脂肪が低い=健康とは限らない
一般的には
「中性脂肪が低い=健康」
と思われがちです。
しかし実際には
低すぎる中性脂肪は代謝低下のサイン
であることも多いのです。
特に
・疲れやすい
・冷え
・生理トラブル
・慢性的なストレス
このような症状がある場合は、
エネルギー代謝の見直しが必要になるかもしれません。
次の記事では
中性脂肪が低い人の食事法
について解説していきます。
・糖質の取り方
・脂質の取り方
・肝臓との関係
など、体質改善の視点から説明していきます。
