―筋肉だけでは説明できない体の仕組み―
肩こりは多くの人が経験する症状の一つです。
デスクワークやスマートフォンの使用が増えた現代では、慢性的な肩こりに悩む方も少なくありません。
一般的には
・姿勢が悪い
・運動不足
・筋肉の緊張
などが原因として挙げられることが多いですが、実際の臨床ではそれだけでは説明できない肩こりも多く見られます。
今回は、肩こりがなかなか改善しない理由について、体の仕組みから解説します。
肩こりは「筋肉だけの問題ではない」
肩こりというと、肩の筋肉が固くなることをイメージする方が多いと思います。
確かに
・僧帽筋
・肩甲挙筋
などの筋肉の緊張は肩こりに関係します。
しかし実際には、筋肉だけでなく
・血流
・自律神経
・内臓の働き
などが影響していることもあります。
そのため、単に肩の筋肉をほぐすだけでは、症状が変わらないケースもあります。
自律神経と肩こり
慢性的な肩こりの背景には、自律神経のバランスが関係している場合があります。
自律神経は
・血流
・筋肉の緊張
・内臓の働き
などを調整しています。
ストレスや疲労が続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなり
・首や肩の筋肉の緊張
・血流の低下
につながることがあります。
このような状態では、肩を揉んでもすぐに元に戻ってしまうことがあります。
血流の低下
筋肉は血流が良い状態であれば、ある程度自然に回復する力があります。
しかし
・長時間同じ姿勢
・運動不足
・体の冷え
などがあると、肩周囲の血流が低下することがあります。
血流が低下すると
・疲労物質が溜まりやすくなる
・筋肉が硬くなりやすい
といった状態につながることがあります。
その結果として、肩こりが慢性化することもあります。
東洋医学からみた肩こり
東洋医学では、肩こりは
・気の巡り
・血の巡り
と関係すると考えられています。
例えば
・ストレスが多い
・疲労が続く
・睡眠不足
などの状態では、体の巡りが滞りやすくなることがあります。
その結果として
・首や肩の緊張
・背中の張り
などが起こることもあります。
体全体のバランスを見ることが大切
慢性的な肩こりでは
・姿勢
・生活習慣
・自律神経
・体の巡り
などを含めて体全体の状態を見ることが大切です。
そのため当院では、肩周囲だけでなく
・体の緊張状態
・血流の状態
・全身のバランス
なども確認しながら施術を行っています。
施術方法としては
・刺さない鍼(接触鍼)
・体の反応をみながら行う鍼施術
などを用いて、体への負担に配慮した施術を行っています。
※症状の感じ方や体の状態には個人差があります。
まとめ
肩こりがなかなか改善しない場合
・筋肉の緊張
・血流
・自律神経
・生活習慣
など複数の要因が関係していることがあります。
慢性的な肩こりでは、肩だけを見るのではなく体全体の状態を整えることが大切になることもあります。
肩こりが続いている場合は、生活習慣の見直しや専門家への相談も一つの方法です。
