和食から分かる日本人の体質

日本の食文化「和食」には食事に関するヒントが沢山含まれています。

最近では食の欧米化が進み、なんでも好きな物を食べれる時代になりました。

しかし、欧米食やファストフードが入ってきてから、日本人の健康に関する状況も変わり、悪性腫瘍「がん」なども増えてきているのをご存知でしょうか?

がん

表は厚生労働省が出している部位別がんの推移です。

 

医学の発展がありながらがんの発症率は胃がん、子宮関係のがんを除いて右肩上がりです。

特に肺癌や大腸癌が増えていますね。

これは食の欧米化が一つの理由になっています。日本人の体質に合っていないのです。

他には添加物なども内蔵に負担をかけています。

目次

からだは消化できたもの作られる

よく、体は食べたものでできていると言われますが、実際は消化できたもので作られています。

食べても太れないや食べてるとすぐに太ってしまうのはこの消化力に関係があります。

消化力は唾液、胃酸、胆汁などの消化酵素と腸内環境に左右されます。

食べたものを消化し、腸で吸収する。シンプルですが、この機能を活用するにはコツがあります。

和食のバランス

そこで和食から食事を考えてみましょう。

一汁三菜のバランス

ご飯、お味噌汁、主菜、副菜、副副菜

で構成されていますね。

日本の気候は湿気が多いと言われています。湿気が多いと東洋医学では脾胃の不調が起こりやすくなります。日本人は胃腸が弱いというのは気候からもきているのです。

それに加えて現代ではストレスなどが重なり、余計に胃腸の負担が増えております。

和食はそんな気候にも対応できるように旬の食材を取り入れ、日本人の体質を理解した食事内容になっているのではないでしょうか

副菜の酢の物や漬物を先に一口食べて、胃酸や唾液の分泌を促し、食べた物を消化しやすくします。味噌汁の出汁で消化した栄養素の生体利用率をあげています。煮物はミネラルなど体の調整を担う栄養が豊富です。主菜はタンパク質や脂質で、細胞を作る栄養素です。

血糖を急上昇させる食べ物や消化しずらい揚げ物などは少ないですね。また、煮込むことで、野菜の栄養素を満遍なく摂ることもできるし、野菜の毒性を緩和していますね。

和食恐るべし、です。

現代にも食の知恵を

昔の人はなんでも食べれる時代ではなかったので、少ない食料から最大限に吸収する知恵を食事に取り入れていたのでしょう。

現代は、なんでも食べれるのに消化吸収できない時代になっていますね。

隠れ栄養失調が増えて、栄養不足から慢性疾患に移行していきます。

まずは食前に唾液や胃酸が出る、酢の物や果物を食べてみましょう。

 

 

 

 

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