肩こりを感じたとき、多くの人がマッサージを受けたり、自分で肩を揉んだりすると思います。
マッサージを受けた直後は「軽くなった」と感じることも多いですが、しばらくするとまた肩こりを感じてしまうという経験はないでしょうか。
実際の臨床でも、
「マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう」
という相談を受けることは少なくありません。
今回は、肩こりがすぐ戻る理由について体の仕組みから解説します。
筋肉だけをほぐしても原因が残ることがある
肩こりは
・僧帽筋
・肩甲挙筋
などの筋肉の緊張と関係することが多い症状です。
マッサージではこれらの筋肉をほぐすことで、一時的に血流が良くなり、肩の軽さを感じることがあります。
しかし肩こりの原因が
・姿勢
・自律神経
・生活習慣
などにある場合、筋肉だけをほぐしても根本的な状態は変わらないことがあります。
そのため時間が経つと、再び筋肉が緊張してしまうことがあります。
自律神経の影響
肩こりには自律神経の働きが関係していることがあります。
ストレスや疲労が続くと
・交感神経が優位になる
・筋肉が緊張しやすくなる
といった状態になることがあります。
このような状態では、マッサージで一時的に筋肉が緩んでも、体の緊張状態が続いているため、再び肩こりが起こりやすくなります。
姿勢の影響
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、首や肩に負担をかける姿勢になりやすいと言われています。
例えば
・頭が前に出る姿勢
・猫背
などは、首や肩の筋肉に持続的な負担をかけることがあります。
そのため、姿勢の影響がある場合は、肩をほぐすだけでは十分ではないことがあります。
血流の低下
肩周囲の血流が低下すると、筋肉は疲労しやすくなります。
例えば
・運動不足
・体の冷え
・長時間同じ姿勢
などが続くと、血流が滞りやすくなることがあります。
血流の状態が改善されないと、筋肉は再び硬くなりやすくなります。
体全体のバランスを見ること
慢性的な肩こりでは
・姿勢
・自律神経
・血流
・生活習慣
などを含めて体の状態を見ることが大切になる場合があります。
そのため当院では、肩だけではなく体全体の状態を確認しながら施術を行っています。
施術では
・体の反応をみながら行う鍼
・刺激の少ない施術方法
などを用いて、体への負担に配慮した施術を行っています。
※症状の感じ方や体の状態には個人差があります。
まとめ
肩こりがすぐ戻ってしまう場合は
・姿勢
・自律神経
・血流
・生活習慣
などが影響していることがあります。
慢性的な肩こりでは、筋肉だけでなく体全体の状態を整えることが重要になることもあります。
肩こりが長く続く場合は、生活習慣の見直しや専門家への相談も一つの方法です。
