先日、NHKで男性不妊について取り上げられていましたね。
当院でも男性の妊活にも力を入れておりますので、どのようなことをしているかまとめてみました。
男性の妊活の心得
まず、一番大事なのは妊活やお子さんを望むことは夫婦ふたりのこと、という事です。
NHKでは男性が検査に積極的ではないとか、消極的な面が取り上げられる一面もありました。私は多くの男性がそうではないと思っていますが、そういった話を聞くこともあります。
生殖能力は本能そのものなので、真実を知るのが怖かったり自分を否定される気がして消極的になることもあります。
また協力的だけど何をすればいいのかわからない、という事もあります。
本心はなにか?を聞くことは妊活をするうえで重要です。
妊活をされている方で、ご夫婦でいらっしゃる時にお話ししたり、おひとりの時に話すことですが、子供が欲しいという気持ちの発端はお互いに好き、愛しているという気持ちが土台にあってこそです。
妊活いぜんのお互いパートナーとして相手への思いやりや望むことを叶えてあげたいという気持ちが妊活での行動や言葉に表れます。
自分はそんなに欲しくないけど、パートナーが欲しいと言っているので、、という言葉も聞くことがありますが、相手主導ではなく自分主導、自分の気持ちを前向きにすることが妊活には何倍も大きな影響があります。
マイナスの感情はホルモン分泌に大きな影響を与えるからです。また些細なことがストレスに感じることも増えます。
夫婦で子どものことについて話せる雰囲気を男性が主導で創って欲しいですね。それだけでも女性のストレスはかなり減るものです。
男性妊活の施術内容と要点
男性妊活では主に肝機能、腸内環境、ストレスケアをしています。
特に、腸内環境と肝臓はワンセットでよくしていく必要があり、鍼灸で炎症抑制と細胞の活性化をしながら食事内容、サプリの見直しをしています。
サプリメントも高価なものが良いわけでなく、不調にあわせて消化吸収できるものを摂ることが大事です。
胃腸の調子がわるいのにサプリを飲むのは効果的ではありません。
最初のサプリの選び方は肝臓に負担をかけない、肝臓や胃腸の働きをサポートする「消化酵素」系などもいいです。
消化吸収ができるようになってきたら、
亜鉛、セレン、グルタミン。ビタミンA、ビタミンB群、マグネシウムをとっていきます。
基本は食事で、不足する分はサプリです。
鍼灸や整体で胃腸が回復してきたタイミングでサプリをとってもらっています。
血液検査のデーターから体の炎症や脂肪肝などをみて、適切なサプリ選択を心がけています。