腱鞘炎とは
腱鞘炎は、骨と筋肉をつないでいる「腱」と腱を包む「腱鞘」と呼ばれる組織に摩擦が生じることによって炎症が生じる病気です1。主に動きの多い手首や指に発症し、以下のような症状が現れます:
- 指や手首の痛み: 腱鞘で炎症が起こるため、患部を動かすたびに痛みを感じます。物を掴む、握る、捻るなどの動作でも痛みが発生します。
- 指や手首の腫れ: 炎症部分が肥大し、腱鞘周辺の組織も腫れることがあります。
- 発赤・熱感: 炎症している腱鞘部分に熱さを感じることがあります。
- 指を動かしにくい: 指の腱鞘炎では指が動かしにくくなり、手首の腱鞘炎では手首がうまく動かせなくなります。
腱鞘炎になる体の状態
腱鞘炎は主に炎症が持続的に続くことによる、周辺組織との摩擦、癒着状態と考えます。
腱が通る管が狭くなっているか、腱自体が太くなってしまっている状態です。
炎症が起きても炎症を抑えることができればよくなっていきます。
シンプルなのですが、使い過ぎていると摩擦は減らないので治りが遅くなります
また、炎症を抑えている副腎や肝臓の働きが落ち、腸内環境が悪化していると炎症がおきていしまいなかなか
よくなっていきません。
腱鞘炎の施術
東洋医学では「腱」は「肝」そして肌肉(筋肉と皮膚)は「脾」という臓腑の変動と捉えています。
西洋医学におきかえると、ストレス対応力、自律神経の乱れ、解毒と腸内環境、組織への栄養供給力に当たります。
腱鞘炎に対して施術をするときはそちらからアプローチするだけでも改善することが多いです。
一部の炎症は全身の炎症と考えます。
自宅でのセルフケア
・栄養面
酪酸菌を増やす食べ物をとる(水溶性食物繊維)
例:じゃがいも、さつまいも、菊芋、大麦など
・ストレッチ
しないほうがいい
・熱感がや痛みが強いときは冷やす