妊活と食事
食事は気にしだすとキリがないですし、ストレスになることがありますね。何を食べればいいのか?何を食べちゃいけないのか?
当院では食事指導もしておりますが、その内容をすこしご紹介します。
妊活とタンパク質・脂質の重要性
妊活には食事による改善がかなりのウエイトを締めてくると感じています。
体感的には60〜70%くらいです。
5代栄養素には
・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・タンパク質
があります。
この栄養素がまんべんなく摂取できていることが大事なのですが、
現代の食生活では、ミネラルと糖質が圧倒的に不足してしまうのが現状です。
逆に脂質などは過剰に摂取しやすいですね。揚げ物や油を多く使った料理が手軽に食べれる時代です。
ミネラルやビタミンは旬のものを食べているかに左右されます。
旬のものを食べると良いのは、旬のものは栄養価が高いからです。
旬じゃない時に比べると、3〜5分の1くらい変動があります。今は季節関係なく野菜が買えるので、スーパーの野菜コーナーで「旬」と書いてあるものを買うと良いです。
好きだからといって旬じゃない野菜ばかりを食べていると隠れ栄養失調になる可能性も、、
旬のものを食べるようにしましょうね。
そして、問題はタンパク質です。
タンパク質を何でとっているか?プロテインやお肉しっかりとってますという方でも、腸の状態が悪くタンパク質が逆に負担になっていることもよく見かけます。
そういった方はいったんタンパク質をとらない食事を1週間つづけて体調をみることをしています。
腸内環境を整えてからタンパク質を取るようにすると今までと同じようにとっていても全く違う体になります。
タンパク質が必要な理由は
タンパク質はドイツ語でプロテインともよばれます。
「栄養素の中でも最も必要なもの」を意味するギリシャ語からタンパク質をプロテインと名付けました。そう、もっとも必要なのです。
タンパク質の役割は
筋肉・内臓・皮膚・髪の毛・ホルモンの材料となること
つまりは細胞を元気にすることです。
妊活をしていて採卵のところでお悩みの場合、タンパク質を積極的にとることが大事です。
また、脂質の摂取もとても重要ですが、現代で不足することはなく、どんな脂質を取っているか。多くとりすぎていないかが重要になります。
コレステロールは脂質とタンパク質がくっついたものです。
コレステロールと女性ホルモンの関係で、コレステロール値が低いとホルモン分泌自体が弱いです。
それはコレステロールの役割が関係しています。
・善玉コレステロール・・・血中のコレステロールを回収して肝臓に運ぶ
・悪玉コレステロール・・・肝臓にあるコレステロールを細胞に運ぶ
これは名前のイメージが良くないですね。実はどちらも必要なコレステロールです。
閉経後に値が上がるのは悪玉コレステロールです。
・・・てことは、悪玉コレステロールは女性ホルモンと関係がある、ということなんです!
悪玉が少ないと、、女性ホルモンの分泌も悪い。
採卵でうまく行かない方の多くはコレステロール値が低い傾向にあります。肝臓の働きが落ちているとコレステロールの生成は少なくなります。
妊活で気をつけたいこと
妊活の期間が長くなれば心身ともに負担がかかってくるものです。
やはりストレスを溜め込まないことが大切です。
生活習慣や食生活に気を使ったり、お薬を使うことが多くなったりと、ストレスが強くあります。
また、普段の生活が乱れていると、、言い方を変えれば、普段の生活が乱れるような体のホルモンの状態で妊活を続けていくのは、副腎疲労を起こし、どこかでバーンアウトしてしまいます。
そういったことにならないように、普段から自分の体の体調を整えていくことは非常に大切だと思っています。
女性がセックスをしたくなるときは安心している時だそうです。
自分が安心できるから子どもができるということなんですね。
とても自然です。
安心が作られる環境は人それぞれですが、
・心の安心
・体の安心
この2つを基軸に生命の安心はつくられています。
心と体は別々ではないので、どちらかに不調があってもお互いに影響があります。
朝方起きれない、疲れが抜けないなどは、栄養と心と体のバランスが崩れてきているので、早めに対応しましょう。
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