春にメンタルが不安定になる理由

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―「血虚」との関係 ―

春になると、

・気分が落ち着かない
・不安感が強くなる
・イライラする
・涙もろくなる
・眠りが浅い
・夢をよく見る

こうした「心の揺れ」を感じる方が増えます。

環境の変化ももちろんありますが、
東洋医学ではもう一つの重要な背景を考えます。

それが
血虚(けっきょ) です。


血虚とは何か?

血虚とは、簡単に言えば
血の不足状態 です。

ここでいう「血」は、単なる血液量だけではありません。

東洋医学では、

・栄養
・潤い
・ホルモン
・安定性

を含む概念です。

血は、体だけでなく
「心(しん)」を養います。

血が十分にあると、

・安心感がある
・眠りが深い
・情緒が安定する

という状態になります。


春は血を消耗しやすい

春は「陽気」が上昇する季節。

エネルギーが上へ外へと動きます。

このとき、体の中では
血も一緒に動員されます。

肝は「血を蔵する」といわれ、
必要に応じて全身へ血を巡らせます。

しかし、

もともと血が不足していると
上昇するエネルギーを支えきれません。

すると、

・頭に血が上った感じ
・イライラ
・焦燥感
・不安
・動悸

といった症状が出やすくなります。


なぜ血が不足するのか?

現代人は血虚になりやすい環境にあります。

・慢性的な睡眠不足
・糖質制限
・タンパク質不足
・鉄不足
・過度なダイエット
・ストレス過多

血は「材料」と「時間」がないと作れません。

特に女性は月経があるため、
血虚になりやすい傾向があります。


血虚とメンタルの関係

東洋医学では

「血は心を養う」

といわれます。

血が不足すると、

・不安感
・落ち込み
・集中力低下
・眠りが浅い
・夢が多い

といった変化が出ます。

西洋医学的に見ても、

鉄不足
血糖不安定
ビタミンB群不足

は神経伝達物質の合成に影響します。

つまり、

血虚=栄養不足による神経不安定

とも言い換えられます。


春に悪化しやすい理由

春は

・陽気が上がる
・肝が活発になる
・環境変化が多い

という条件が重なります。

血が十分にあれば
陽気を支えられます。

しかし血虚だと、

エネルギーが上に昇るだけ昇って
支えが足りず不安定になります。

これが

「春にメンタルが揺れる」

一つの背景です。


血を養うためにできること

春は“巡らせる”ことが大切ですが、
血虚の方はまず“満たす”ことが先です。

意識したいのは

・白米を抜きすぎない
・良質なタンパク質を摂る
・鉄を意識する
・睡眠を確保する
・目を使いすぎない

肝は目と関係が深い臓器です。

目の酷使は血を消耗します。


まとめ

春のメンタル不調は

自律神経だけの問題ではなく、

・陽気の上昇
・肝の働き
・血虚

が複雑に絡み合っています。

不安やイライラを
「性格の問題」と思わなくて大丈夫です。

体の土台が整えば、
心は自然と安定します。

春は巡らせる季節。

ただし、
血が不足している場合は
まず満たすことから。

体と心は切り離せません。

季節の流れに合わせて、
整えていきましょう。

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