体質の改善と伸びしろをみつけていく
これまでの検査結果、治療の経過、飲んでいるサプリメント、そして体調をトータルで判断していきます。
妊活は自分の体に対する知識や不妊治療の知識が必要になってくる特殊な状況になります。それゆえにメンタル面の負担も相当多い治療になっています。なんで卵子が育たないんだろう、お薬つかっても妊娠できない、なぜ、、自分の体はどうなっているんだろう、、と悩んでいってしまいます。
昨今、不妊治療は保険適用になり治療が一般化され、市の補助などもあり費用面の負担が大幅に減りました。反面、使いたいホルモン剤が使えなかったりとお医者さんも頭を抱えているという問題も出てきています。
SNSがもたらした過剰な情報とストレス
SNSの普及で簡単に情報が得られる時代になりました。あれもこれもと妊活にいい情報がありますが、ご自身にあっている方法はどれなのでしょうか?
当院では筋反射やバイデジタルO-リングという生体反応を使って、体にどのようなものがあっているかを検査していきます。サプリメントの適量や漢方の適量、からだの血流が悪い箇所、施術後の効果まで調べていき体調の変化を確認しています。
鍼灸は妊活・不妊治療に好影響を与える
鍼灸で出来ることは血流促進と自律神経調整です。特に内臓の働きを助ける作用があり、それが子宮や卵巣へ好影響を与えると考えております。実際に鍼灸と不妊治療に関する研究は多くあり、妊娠率、出生率があがるという論文もあります。鍼灸の効果や血流がどのように変わるかはNHKの「東洋医学特集」でも取り上げられていますので、機会があればご視聴してみてください。たびたび放送されています。
ホルモンバランスの乱れは東洋医学の古典にも記載があり、「血の道症」と言われています。東洋医学の「血」とは血液よりも広義になり栄養状態なども含まれます。
また不妊の原因は「腎虚」「肝鬱」「痰湿」「血オ」と考えられ、それぞれ生殖ホルモンバランス、ストレスや緊張、むくみや代謝低下、うっ血と現代では置き換えられると考えます。
それらを整えていくのが得意なのが鍼灸や漢方薬ということになります。
必ずしも結果につながらない事へのチャレンジ
チャレンジしている第一線は妊娠を望むご夫婦です。そして私たち医療関係者も尽力しています。現代医学ではどんなに不妊治療が得意な病院でも成功率50%となっています。生命の誕生はまだまだ分からないことが多いこと、良質な受精卵でも遺伝子エラーなどがおきるからと言われています。そんな五里霧中のなか、鍼灸ができることは、卵巣、精巣に良質な血液を送ること、ストレスを減らしてホルモンバランスを整ていく手助けをしていくことです。ストレスや根本的な疲れは本当に影響力があります。また、妊娠時の体調がお子さんに伝わっていくので、できるだけ良い体調を受け継いでもらうことを意識して施術しています。