~分子栄養学の視点から~
子宮内膜症は、子宮の中にあるはずの内膜に似た組織が、卵巣や腹膜などにできてしまう病気です。
強い生理痛や慢性的な骨盤の痛み、不妊の原因になることもあります。
治療といえばホルモン療法や手術が中心ですが、
最近は「分子栄養学(栄養を分子レベルでとらえる考え方)」の視点から、
体を内側から整えていくサポート法も注目されています。
目次
栄養から見た子宮内膜症のポイント
1. 炎症と酸化ストレス
内膜症の組織は炎症を起こしやすく、体の中に「サビ(活性酸素)」がたまりやすくなります。
そのため、抗酸化作用のある栄養素(ビタミンC・ビタミンE・セレン・ポリフェノールなど) が大切です。
2. 免疫のバランス
自己免疫的な反応も関係しているため、免疫を穏やかに整えることが必要です。
そのために役立つのが ビタミンDや亜鉛、オメガ3脂肪酸(青魚・えごま油・アマニ油) です。
3. ホルモン(エストロゲン)の代謝
子宮内膜症は「エストロゲン依存性」の病気。
エストロゲンを上手に代謝し、肝臓で解毒するには、
ビタミンB群、マグネシウム、グルタチオン(キャベツ・ブロッコリー・にんにくなどに多い) が役立ちます。
4. 鉄とミネラルのバランス
月経が多い方は鉄不足になりやすい一方、
過剰にたまった鉄は炎症や酸化を悪化させることも。
鉄・亜鉛・銅のバランスを見直すことも大切です。
日々の食事でできる工夫
- 緑黄色野菜やベリー類など、カラフルな野菜・果物を意識する
- 青魚やえごま油・アマニ油などでオメガ3脂肪酸をとる
- 卵・魚・大豆などでたんぱく質をしっかりとる
- ビタミンDは日光浴や必要に応じてサプリで補う
まとめ
子宮内膜症は「炎症」「免疫」「ホルモン」「酸化ストレス」が複雑に関わる病気です。
分子栄養学の視点から、食事やサプリで体を内側から整えることは、
症状の軽減や妊活のサポートにつながります。
薬や手術だけに頼らず、食事の力で体を少しずつ整えること が、
自分らしい毎日を取り戻す第一歩になるかもしれません。