エストロゲンが体に残っていると起こること
女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」は、美肌や女性らしさを守る大切なホルモンです。
でも、うまく代謝されずに体に残ってしまうと、心や体にさまざまな不調を引き起こすことがあります。
エストロゲンが体に残ると起こりやすいこと
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月経トラブル:月経痛が強い、経血量が多い、PMSのイライラ
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婦人科系の病気:子宮内膜症、子宮筋腫、乳腺症、ポリープなど
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むくみ・体重増加:特に下半身太りやセルライトが気になる
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頭痛や血流の不調:偏頭痛や血栓リスクが上がることも
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メンタルの揺らぎ:不眠、情緒不安定、落ち込みやすい
長く続くと、乳がんや子宮体がんのリスクも高まるといわれています。
なぜエストロゲンが体に残るの?
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肝臓での解毒が追いついていない
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腸内環境が乱れていて、再吸収されてしまう
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脂肪細胞が多いと、エストロゲンも作られやすい
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ビタミンB群や葉酸不足で代謝が進まない
つまり「代謝・解毒・腸内環境」が整っていないと、ホルモンもスムーズに処理されません。
エストロゲン代謝を助ける食材リスト
① 肝臓の解毒をサポートする食材
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ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー(スルフォラファン)
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玉ねぎ、にんにく、ニラ(硫化アリル)
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しじみ、あさり、ホタテ(タウリン・B12)
② 腸から排泄をスムーズにする食材
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納豆、味噌、ぬか漬け、キムチ(発酵食品)
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海藻類(わかめ、ひじき、昆布)
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雑穀ごはん、オートミール(食物繊維)
③ 代謝に必要な栄養素を補う食材
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レバー、赤身肉、鶏むね肉(ビタミンB群、鉄)
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緑黄色野菜(葉酸、βカロテン)
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ナッツ類、アーモンド、かぼちゃの種(マグネシウム、亜鉛)
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レモン、オレンジ、キウイ(ビタミンC → グルタチオン再生)
毎日の食事の工夫
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毎食に「発酵食品+野菜+タンパク質」を取り入れる
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冷たいサラダより、温野菜やスープで消化を助ける
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コーヒー・甘いもの・お酒の摂りすぎは肝臓の解毒を邪魔するので控えめに
まとめ
エストロゲンが残ると、婦人科系のトラブルやむくみ・PMSにつながります。
そのカギは 「肝臓・腸・栄養」 を整えること。
日々の食材選びを工夫すれば、ホルモン代謝は自然とスムーズになります。
今日のごはんから、少しずつ取り入れてみてくださいね。