〜ホルモンだけでは解決しない妊活の落とし穴〜
妊活中の方から多くご相談いただくのが
・高温期が短い
・基礎体温が安定しない
・途中で体温が下がってしまう
といったお悩みです。
一般的には「ホルモンバランスの問題」と言われることが多いですが、
臨床ではそれだけでは説明できないケースが多く見られます。
実はその背景には
**“エネルギー不足”と“体の余力のなさ”**が関係しています。
高温期とは何か?
高温期は、排卵後に分泌される
**黄体ホルモン(プロゲステロン)**によって維持されます。
このホルモンには
・体温を上げる
・子宮内膜を維持する
・着床をサポートする
といった役割があります。
つまり高温期が安定していることは
妊娠できる準備が整っているサインでもあります。
なぜ高温期が続かないのか?
高温期が不安定になる原因として、以下が考えられます。
① エネルギー不足(最も多い原因)
黄体ホルモンの分泌にはエネルギーが必要です。
エネルギーが不足していると
・ホルモンが十分に作られない
・分泌が途中で弱くなる
結果として
・高温期が短くなる
・体温がガタガタになる
といった状態になります。
② 副腎の疲労(ストレス)
ストレスが続くと、副腎から分泌される
コルチゾールが優先的に使われます。
このとき体内では
「ホルモンの材料(コレステロール)」が
副腎に優先的に回されるため
・黄体ホルモンが作られにくくなる
という状態が起こります。
これを
“ホルモンの横取り”のような状態と考えるとわかりやすいです。
③ 血流不足(子宮環境)
子宮や卵巣への血流が不足すると
・ホルモンが届きにくい
・内膜が安定しない
結果として高温期が不安定になります。
特に
・冷え
・骨盤内の血流低下
がある方は注意が必要です。
④ 栄養不足(ミネラル・ビタミン)
ホルモンを作るためには
・ビタミンB群
・マグネシウム
・亜鉛
などが必要です。
これらが不足すると
・ホルモン合成がうまくいかない
・エネルギー産生も低下する
という悪循環に入ります。
東洋医学でみる高温期の問題
東洋医学では、この状態を
・陰虚(ホルモン分泌不足)
・腎虚(生殖機能の低下)
として捉えます。
さらにその背景には
・脾虚(エネルギー不足)
・肝血虚(血の不足)
が関与しているケースが非常に多いです。
つまり高温期の問題は
体全体のバランスの崩れの結果といえます。
改善のためのポイント
高温期を安定させるためには
ホルモンだけを見るのではなく、以下の順番で整えることが重要です。
① エネルギーをしっかり作れる体にする
・糖質を適切に摂る
・低血糖を防ぐ
② 副腎の負担を減らす
・ストレス対策
・休息の確保
③ 血流を改善する
・体を冷やさない
・骨盤内の循環改善
④ 栄養を補う
・ビタミンB群
・ミネラル
鍼灸でできるアプローチ
当院では
・副腎機能の調整
・血流改善(子宮・卵巣)
・自律神経の安定
といった施術を行い、
体が自然にホルモンを分泌できる状態へ導きます。
まとめ
高温期が続かない原因は
単なるホルモンの問題ではなく
・エネルギー不足
・ストレス
・血流
・栄養状態
といった複数の要因が関係しています。
だからこそ大切なのは
体全体の土台を整えることです。
ご相談について
・高温期が安定しない
・基礎体温がバラバラ
・何を改善すればいいかわからない
このようなお悩みがある方は
お気軽にご相談ください。
体質に合わせた施術と生活改善をご提案いたします。
あわせてお読みいただきたい記事
